執筆:千里📖 約3,000語 / 読了7〜10分🌙 基礎編
Lesson.2では「ラグナって何?」というテーマで、1ハウスがいかに重要で、人生の出発点であるかをお話しました。そして、Lesson.3では自分のラグナ星座の性質がより深く分かったと思います。
今回はその続きです。
ラグナが決まったら、次に見るべきはラグナの支配星。ラグナを知る上で、重要な役割を持ちます。


「支配星」って、そもそもなに?
インド占星術では、12星座のそれぞれに「支配する惑星」が決まっています。これをラシーシャ、または「支配星」と呼びます。
たとえば、牡羊座は火星が支配し、牡牛座は金星が支配する、というふうに対応関係があります。
インド占星術には天王星・海王星・冥王星が登場しないため、太陽から土星までの古典的な7惑星だけで12星座を分け合っています。
ここはインド占星術と西洋占星術の大きな違いのひとつになると思います。
12星座と支配星の対応表
おさらいです。このチャートの場合、真ん中の『12』という数字がラグナ星座を意味します。
ですので、このチャートは「うお座」がラグナでした。

では、うお座を下の表で見てみましょう。
支配星は木星(グル)ですね!
| 星座 | 支配星 | サンスクリット語/表記 | 英語表記 | |
| 1 | 牡羊座 | 火星 | Mangala マンガラ/ Man, Ma | Mars/Ma |
|---|---|---|---|---|
| 2 | 牡牛座 | 金星 | Shukra シュークラ/ Shu, Sk | Venus/Ve |
| 3 | 双子座 | 水星 | Budha ブッダ/ Bud, Bu | Mercury/Me |
| 4 | 蟹座 | 月 | Chandra チャンドラ/ Cha, Ch | Moon/Mo |
| 5 | 獅子座 | 太陽 | Surya スーリヤ/ Sy, Syr | Sun/Su |
| 6 | 乙女座 | 水星 | Budha ブッダ/ Bud, Bu | Mercury/Me |
| 7 | 天秤座 | 金星 | Shukra シュークラ/ Shu, Sk | Venus/Ve |
| 8 | 蠍座 | 火星 | Mangala マンガラ/ Man, Ma | Mars/Ma |
| 9 | 射手座 | 木星 | Guru グル/ Gur, Gu | Jupiter/Ju |
| 10 | 山羊座 | 土星 | Shani シャニ/ Sha, Sa | Saturn/Sa |
| 11 | 水瓶座 | 土星 | Shani シャニ/ Sha, Sa | Saturn/Sa |
| 12 | 魚座 | 木星 | Guru グル/ Gur, Gu | Jupiter/Ju |
※Lesson.1でお伝えしたDrik Panchangで作ったチャートでは英語表記
※私が作成してお送りするチャートはサンスクリット表記
✦ ポイント
- 7惑星で12星座を分け合う
- 太陽と月はそれぞれ1星座のみ支配(獅子座・蟹座)
- 火星・金星・水星・木星・土星はそれぞれ2星座を支配
- ラーフとケートゥは星座を支配しない
(ラーフとケートゥについては次回以降で説明します)
支配星の「意味」を知ろう
支配星がわかったら、次はその惑星がどんなエネルギーを持つかを見てみましょう。
これがあなたのラグナのテーマそのものになります。
| 惑星 | キーワード | ラグネーシャとしての意味 |
|---|---|---|
| 太陽 | 自己・誇り・魂 | 自分らしく輝くことが人生テーマ。権威や自己表現を通じて存在感を発揮する。 |
| 月 | 感受性・直感・母性 | 感情と共感が人生の軸。心の豊かさや人との縁を大切にすることで充実する。 |
| 火星 | 行動力・情熱・勇気 | 挑戦と開拓の人生。エネルギッシュに動き続けることで道が開ける。 |
| 水星 | 知性・言葉・分析 | 学ぶ・伝える・分析する力が武器。コミュニケーションで世界が広がる。 |
| 木星 | 拡大・知識・信仰 | 成長と学びが人生の喜び。他者を導く役割を担うことも多い。 |
| 金星 | 美・調和・愛・豊かさ | 美しいものや人との関係に人生の意味を見出す。豊かさを体現する存在。 |
| 土星 | 規律・忍耐・責任 | 時間をかけて地道に積み上げる人生。晩成型で、年齢とともに力が増す。 |
✦ 読み解きのヒント
- 支配星の意味=あなたのラグナが持つ「根っこのエネルギー」
- 「なるほど、確かにそういう傾向があるかも」くらいの感覚で十分です
- 支配星がチャートのどこにいるかは、次回くわしく見ていきます
まとめ
今回は「ラグナの支配星(ラグネーシャ)を知る」というテーマで、まず星座と支配星の組み合わせを確認し、その惑星がどんな意味を持つかを見てきました。
支配星の意味を知るだけで、「なぜ自分はこういう方向に引かれるんだろう」という問いに、ひとつの答えが見えてきます。チャートを読むというのは、こういう小さな気づきを積み重ねていくことなんですよね。
気づいた方もいるかもしれませんが、例えば、火星は牡羊座と蠍座を支配します。
しかし、牡羊座と蠍座では性質は異なります。その違いが前回学んだ2区分・3区分・4区分の違いです。
ぜひ前回の記事と今回の支配星の持つ性質を組み合わせて、自分の性質を読み解いてみてください!
最後までお読みいただきありがとうございました。次回もどうぞお楽しみに!
千里

自分で読み解くインド占星術」は、毎月1〜2回のペースで更新予定です。
基礎を一つずつ積み上げながら、最終的にはあなた自身のチャートを自分で読めるようになることを目指しています。
なお、ブログ内でサンプルとして使用しているチャートは、実際の鑑定でも使用している本格的なものです。
ご希望の方には、無料であなたのラグナチャートを作成してお届けしています。




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