こんにちは。前回の記事では、インド占星術の北インド式チャートを自分で作成する方法をご紹介しました。皆さんの手元には、天体の記号や数字が散りばめられた、自分だけの「人生の地図」があるはずです。
まだチャートを作成していない方は、こちらの記事から自分のチャートを作成してみてください。

さて、その地図を広げてみて、まずどこから読み解けばいいのか迷っていませんか?
インド占星術には多くの読み解き方がありますが、何よりもまず最初に確認すべき「運命の土台」となる場所があります。それが、今回ご紹介する「ラグナ」です。
ラグナって何?
「ラグナ」というサンスクリット語、初めて聞く方も多いと思います。日本語では上昇星座、英語ではアセンダントと呼ばれるものです。
定義はとてもシンプルです。
ラグナ=あなたが生まれた瞬間、東の地平線上に「昇ってきていた」星座のこと
地球は自転しています。だから、東の地平線から昇ってくるサインも、時間とともにどんどん変わっていきます。12のサインが約24時間でひと回りするので、1つのサインが地平線に出ている時間は平均約2時間。
つまり、
- 同じ日に生まれた人でも、午前2時生まれと午後4時生まれではラグナが違う
- 双子でも、ラグナが変わることがある
これが、インド占星術で出生時刻がとても重視される理由です。
なぜラグナがそんなに重要なの?
インド占星術では、ラグナはホロスコープの中でも特に重要なポイントと考えられています。
それは、ラグナが単なる「星座」ではなく、ホロスコープ全体の骨格を決める起点だからです。
インド占星術のチャートは12のハウスで構成されていて、それぞれのハウスが人生の異なるテーマ『お金、結婚、仕事、健康…』を表しています。
そして、ラグナが第1ハウスになり、そこを起点として残り11のハウスが順番に並びます。
ラグナが変わると、ハウス全体の配置が丸ごとシフトします。
だから、ラグナを特定することは、あなたのホロスコープという家の「間取り図」を確定させること。
ここが決まらないと、「私の結婚運はどのハウスを見ればいい?」「仕事運は?」という読み解きが始められないのです。
(各ハウスの意味については、次回以降でじっくり見ていきますね。今日は「ラグナが間取り図の起点になる」とだけ覚えておいてください。)
ラグナが表すのは、“この世界でのあなたの姿”
少し占星術的に見ると、ラグナはあなたの肉体・外見・そしてこの世界への入り口を象徴しています。
人から見たときの第一印象や雰囲気、体質や健康の傾向など、「外から認識されるあなた」の多くはラグナに表れます。
一方で、あなたの内面にある本質や、魂が何を求めているのかといった深い部分は、太陽や月が示す領域です。
つまりラグナとは、あなたという存在がこの世界でどんな衣をまとって現れるのかを示すポイントだと考えることができます。
たとえば、同じように繊細で感受性豊かな魂を持っていたとしても、ラグナが牡羊座なら外からは行動力がありはっきりした人に見えやすく、蟹座なら優しく包容力のある人として受け取られやすくなります。
「本当の自分はこうなのに、なぜか周りからは違う印象を持たれる」——そんな感覚を覚えたことがある人もいるかもしれません。
しかし、どちらかが偽物でどちらかが本当の自分というわけではありません。
外側に現れる姿も、内面にある感情や本質も、どちらもあなた自身です。
この内面と外面の間にギャップがあると、それが葛藤や悩みとして表れることもありますし、反対にほとんどギャップを感じない人もいます。
その違いもまた、ホロスコープの中に表れています。
自分のラグナ、チャートのどこで確認する?
前回作ったホロスコープを開いてみてください。

ステップ1:チャートの「中央上」の部屋を見る
北インド式チャートでは、配置が決まっています。まず注目してほしいのは、図の中でアルファベットや数字が並んでいる「上の中央にあるダイヤ型の部屋」です。
ここが人生の始まりの場所「第1ハウス」であり、ラグナです。
ステップ2:部屋に書かれた「数字」を確認する
ここが一番のポイントです!「Lg(ラグナ)」と同じ部屋に書かれている「数字」に注目してください。
上のチャートを見ると、この部屋の真ん中に「12」という数字が書かれていますよね。
インド占星術では、12個の星座にそれぞれ「1」から「12」までの番号が割り振られています。
| 数字 | 日本語 | サンスクリット語 |
|---|---|---|
| 1 | おひつじ座 | メーシャ |
| 2 | おうし座 | ウリシャバ |
| 3 | ふたご座 | ミトゥナ |
| 4 | かに座 | カルカ |
| 5 | しし座 | シンハー |
| 6 | おとめ座 | カンニャ |
| 7 | てんびん座 | トゥーラ |
| 8 | さそり座 | ウリスチカ |
| 9 | いて座 | ダヌー |
| 10 | やぎ座 | マカラ |
| 11 | みずがめ座 | クンバ |
| 12 | うお座 | ミーナ |
確認できましたか? それがあなたのラグナ星座です。
おわりに
今日お伝えしたことは、たった一つです。
ラグナ=あなたが生まれた瞬間に東の地平線から昇っていたサイン。
ホロスコープ全体の起点であり、あなたの人生はここから始まる。
シンプルだけど、これがすべての土台になります。
次回のLesson.3では、いよいよ『12星座のそれぞれを支配する惑星』をインド占星術の視点から見ていきます。
チャートを開いて、あなたのラグナを確認してみてください。 「〇〇座だった!」「意外だった」「なんかしっくりくる」——どんな感想でも、コメント欄で教えてもらえたら嬉しいです😊
次回もお楽しみに。
千里
「自分で読み解くインド占星術」は、毎月1〜2回のペースで更新予定です。
基礎を一つずつ積み上げながら、最終的にはあなた自身のチャートを自分で読めるようになることを目指しています。
なお、ブログ内でサンプルとして使用しているチャートは、実際の鑑定でも使用している本格的なものです。
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