私は2000年からインド占星術を学び、鑑定を行っています。もともと探求心が強く、さまざまなことに興味を持ちましたが、特にコロナ禍では「本当に自分がやりたいことは何か?」と自問する日々が続きました。世界が一時停止したかのような状況の中で、何かを学びたいという衝動が、ただの焦りなのか、それとも魂が求めるものなのかがわからなくなっていたのです。
そんな時に出会ったのがインド占星術でした。初めて鑑定を受けた時、自分の人生のビジョンが驚くほど明確に浮かび上がったのを覚えています。その頃、私の運命の流れは「秘められた知識」や「深い探求」を意味する8室の影響を受けていました。そして、ちょうど師と出会うタイミングでもある9室が強調される時期でもありました。この不思議な巡り合わせによって、私はインド占星術を学び始め、今に至ります。まさに「学ぶべき時に学び、進むべき道が示される」という経験でした。
また、人間関係、とりわけパートナーとの関係において、なぜ同じような問題が繰り返されるのかを深く考えるようになりました。占星術を通して見えてきたのは、過去生での私は支配的でエゴが強く、家庭を顧みることが少なかったかもしれないということ。そしてそのカルマを解消するために、現世では家族という小さな社会の中で、自由とコントロールの狭間で葛藤を繰り返していたのです。
しかし、インド占星術を学び、ヨーガ哲学と向き合うことで、少しずつ心の平安を取り戻すことができました。自分のカルマを理解し、受け入れることで、苦しみは和らぎます。だからこそ、私はこの学びを多くの人と分かち合いたいと考えています。今の時代は、誰もが自分自身の人生の流れを知り、魂が求めるものを見つけていく時代です。インド占星術が、その一助となることを願いながら、日々学びを深めています。